骨董品に関連した書籍
魔境アジアお宝探索記――骨董ハンター命がけの買い付け旅 (講談社+α文庫)
2001年に出た『骨董ハンター南方見聞録』の改題・文庫化。新たに写真が加えられている。 著者は40才にして会社を辞め、骨董商となった人物。東南アジアに出かけていき、辺境の村で掘り出されたり、盗掘された陶磁器を買い付ける。それを日本やヨーロッパで売りさばき、相当の成功を収めたという。仕事をしたのが80年代から90年代始めというバブルの時期で、驚くような巨額が動くエピソードも少なくない。 それにしても、わくわくするような話だ。東南アジアには、こんなにも「お宝」が眠っているものなのか。足を突っ込んでみたくなるが、いまでは良い品はなかなか出てこないのだろうなあ。 文章や構成はいまいちだが、面白い本であった。 だまされたり、殺されそうになるエピソードもわんさか。
2001年に講談社から単行本で出ている本の文庫化。 単行本と同じ内容のはずなのだけれど読者の評価 に差があるのはなぜなのでしょうか。文庫に合った 内容なのかもしれません。 著者の言うニセモノとは写し、名品に学んだ現代 作陶を時代を偽って売るものであって必ずしも粗悪 品を意味しません。 著者はレベルの低いニセモノを憎みますが、ニセ モノを買った方が詐欺だ金を返せだと騒ぎ立てるの も骨董趣味になじまない下品な行為と憎んでいるよ うなのです。 その他骨董という業界の不文律や逸話の数々を披 歴してくれます。 中でも圧巻は店にこもってガラクタから多宝塔や 猫の木彫りを完全に自己流で創作する老骨董商とそ の作品のてんまつ(ばらしても怒らない客)です。 これをナベゾかみうらじゅんの絵で表紙にして欲し かったと思います。 骨董という、商品の新規生産がほとんど無い市場 では、新たな商材(ニセモノ)を生産供給する行為
秘境アジア骨董仕入れ旅――お宝ハンター命がけの「黄金郷」冒険記 (講談社プラスアルファ文庫)
島津さんの本はこれで3作読みましたが、いずれも痛快で冒険心が煽られます。 骨董品というお宝を追い求めるその道のプロハンターだけあって、そんじょそこらのアマチュアな探検とはまるで違います。 それに商売を絡ませているところがユニークなところであり、野心旺盛で精力的な押しの強さが見受けられます。 海千山千あらゆる修羅場をくぐりぬけてきたツワモノだからこそ、書かれている内容に玄人肌した凄みが感じられます。 それもお宝かどうかを目利きにより瞬時に見極めなければならず、同時に心理作戦で値決め交渉を行いつつも、身の安全を確保しておくといったスパイラルな行動は実に天晴れです。 まさしく映画インディージョーンズを凌駕するほどで、しかもノンフィクションであり、地の果てまで宝を追い求める執念をものの見事に描写しています。 294ページに渡ってびっしりと書き込まれており読み応えは十分あります。 本書は、このワクワクする気持
アンティークディーラーですが、業者の目から見てもとても参考になる本です。 テーブルウェアはどれをどう合わせたらいいのか解らないと言われる方が多いですが、セオリーというのはあっても温故知新、決め事というのは有りません。 行儀作法を除いては、テーブルの上にも個々の個性があって良いわけですから、好きな組み合わせで自身の気に入ったコーディネートを探す方がより楽しいですよね。。。 「みんな違ってみんな良い」 by 金子みすず
農村に住む親戚の昔ながらの家やお寺に行くといつも“日本家屋って良いなぁ〜”と感じていました。でも最近の一般の家の和室はあまり魅力的と思えず、なにか違う気がする・・。そんな中手に取ったこの本。紹介されている古民家はどれも日本家屋の魅力がそこはかとなく伝わってきて、古くささもなく、素敵です。 載っている部屋は昔ながらの和室もあれば、ダイニングセットやソファを置いて洋風にアレンジしているものもあり。洋風アレンジの家は、東南アジアのコロニアル建築のような雰囲気で、日本がもし欧米に植民地化されていたらこんな家屋が誕生してたんだろうか・・と思わせられる不思議なムードがあります。 古民家の再生は手間もかかるようですが、、それでもいつか古民家を改築した家に住みたくなりました。
自分の中での骨董のイメージを根底から変えてしまった一冊。 新しい「ものさし」を得る事で いままで自分にとって価値をもたなかった物が まったく違う物の様に新鮮に感じられる。 その、新しい「ものさし」を手に入れた 喜びと驚きこそが、一番の収穫です。